2023年7月1日でGA(ユニバーサル アナリティクス)のデータ計測が停止 ースケジュールと対応策を説明しますー
Google アナリティクス(ユニバーサル アナリティクス)のデータ計測終了が発表
2022年3月16日、Google Inc. はヘルプサイト内で、Google アナリティクスのユニバーサル アナリティクスプロパティ(以下、GA(UA)のデータ計測が2023年7月1日に停止されることを発表しました。有償版であるGA360プロパティは2023年10月1日にデータ計測が停止されます。
なお、現時点(2022年3月時点)での情報となりますが、データ計測が停止された後は、2023年12月まではデータへのアクセスができるとされています。つまり、2024年1月にはユニバーサルアナリティクスのサポートが終了し、レポートの閲覧やAPIによるデータへのアクセスができなくなる予定だということです。そのため、2023年12月までに、データエクスポートの対応を行うことが推奨されています。
(図1:データ計測停止、レポート閲覧終了までのスケジュール ※2022年3月時点)
サポート終了日は、公式ヘルプページ上で今後改めて公表される予定です。
参考:ユニバーサル アナリティクスは Google アナリティクス 4 に置き換わりました
GA(UA)利用者が取るべき対応策
GA(UA)を利用している場合、2023年7月1日(または10月1日)にデータ計測が停止されることで大きな影響を受ける可能性があります。計測停止の期日までにおこなっておくべき対応を説明します。
データ計測の停止によって影響を受ける範囲の把握
GA(UA)でデータ取得しているWebサイトやサービスの対象範囲をあらためて確認しましょう。Google マーケティング プラットフォームのプロダクト(Google広告、SA360、DV360など)やCRMツール、BIツールなどをGA(UA)と連携して利用している場合は、現在運用しているマーケティング施策全体に影響がおよぶ可能性があるため、利用しているデータの内訳も含めて確認しましょう。
GA(UA)から移行する解析ツールの選定
ユニバーサル アナリティクスから移行するツールとして、Google アナリティクスの新しいプロパティであるGA4へ移行するか、Adobe アナリティクスやその他の解析ツールへ移行するかの判断が必要となります。基本的には、同じGoogle アナリティクスのGA4へ移行するのが最も負担が少ない場合が多いと考えられます。
移行先のツールで取得するデータの整理
移行先の解析ツールで取得したいデータを整理しましょう。同じGoogle アナリティクスでも、ユニバーサル アナリティクスとGA4では取得するデータの形式が異なり、カスタム実装の方法や設定の方法が異なるため、注意が必要です。
ユニバーサル アナリティクスと並行したデータ計測を開始
移行先のツールを実装する際には、ユニバーサルアナリティクスと並行してデータ計測を始めることを推奨しています。GA(UA)のデータと比較してどの程度の乖離があるのか、これまで利用していたレポートに対応するデータをどのように確認すればよいかなど、同じ条件で並行してデータを計測することで確認がしやすくなります。
GA4へ移行するうえで参照すべき公式情報
GA(UA)からGA4への移行について、Google アナリティクスのヘルプページがまとめられています。以下のページを参照してください。
参考:[GA4] Google アナリティクス 4 に切り替える
Google アナリティクスに関するデジフル記事まとめ
当社はこれまでGA4に関する記事を公開してきました。今後も順次最新の情報を発信していく予定です。Google アナリティクスに関する記事は、以下のページからご確認ください。
<Googleアナリティクスの記事一覧>
GA4有料版(新しいGA360)の導入についてのご質問・ご相談があれば、Google 公式セールスパートナーである当社までお問い合わせください。
▼関連資料
この記事の著者
島田 拓来
2015年アイレップへ入社。専門領域はGoogle アナリティクス、tableau®設計構築。SEO領域のディレクター業務を経てアナリストに。Google アナリティクス、Adobe アナリティクスのデータ活用のほか、ダッシュボード構築のプロジェクトが得意。
趣味:料理、料理動画を見ること
2015年アイレップへ入社。専門領域はGoogle アナリテ...