Open AI、ChatGPTを搭載した新しいブラウザ「ChatGPT Atlas」を発表

2025.11.07

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2025年10月21日、Open AIは、ChatGPTを組み込んだブラウザ「ChatGPT Atlas」を正式に発表しました。macOS版がFree、Plus、Pro、Goユーザー向けに全世界で提供開始されており、Windows、iOS、Android版も近日中にリリース予定です。

ChatGPT Atlasとは

ChatGPT Atlasは、ChatGPT をブラウジング体験に統合した新しいAI搭載ブラウザです。ブラウザ内に「ブラウザメモリ」機能を備えており、ChatGPTが訪問したWebサイトのコンテキストを一時的に記憶・再利用することで、より文脈に沿った支援を提供します。

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ChatGPT Atlasイメージ

ChatGPT Atlasの主な機能と機能概要

Web全体でChatGPTを活用

どのWebページでも、タブを切り替えたりコピー&ペーストしたりすることなく、そのページの内容を理解した上でChatGPTに質問・指示が可能です。

ブラウザメモリ

ChatGPTがユーザーの閲覧履歴やWebサイトの文脈を記憶し、過去の情報を踏まえた対話が可能です。
例:「先週見た求人情報をもとに、業界動向をまとめて」
メモリ内容はユーザー設定で確認・管理・削除が可能です。

エージェントモード

Plus、Pro、Businessユーザー向けにプレビュー提供する機能で、ChatGPTがブラウザ上のタスクを自動で実行します。たとえば、「レシピから必要な食材を検索し、オンラインストアで注文」といった一連の操作を自動化します。

ユーザーによる制御とプライバシー

ユーザーはChatGPTが何を閲覧・記憶するかを細かく管理できます。シークレットウィンドウ利用、履歴の個別削除、閲覧データを学習に使用しない設定なども選択できます。

 

Webサイト側でのChatGPT Atlas最適化方法

ChatGPT Atlasのエージェントは、ARIAタグを参照してページ構造や操作要素を理解します。そのため、開発者はWAI-ARIAベストプラクティスに従い、ボタン、メニュー、フォームなどに明確なロール(役割)、ラベル、状態を付与することが推奨されます。これにより、ChatGPTが要素の意味を正確に認識し、Webサイトとの連携精度が向上します。

 

出典:OpenAI、ChatGPT 搭載のブラウザー、ChatGPT Atlas が登場、OpenAI、Accessed 21 Oct 2025

この記事の著者

DIGIFUL編集部

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