2017年12月の検索エンジン順位変動(モバイル・PC)とその動向をまとめました。
順位変動観測指標の説明についてはこちら
2017年12月変動状況:モバイル版20位まで
2017年12月変動状況:モバイル版50位まで
2017年12月変動状況:PC版20位まで
2017年12月変動状況:PC版50位まで
モバイル・PCの変動状況比較(Google 検索20位まで)
※ 移動平均:当日を含む直近10日間の変動幅平均
※ 12月7~8日のデータはシステムのトラブルによりモバイル・PC版ともに集計対象外
業界別変動状況
2017年12月変動状況:モバイル版20位まで:人材業界
2017年12月変動状況:モバイル版20位まで:旅行業界
2017年12月変動状況:モバイル版20位まで:小売/通販業界
2017年12月変動状況:モバイル版20位まで:不動産業界
2017年12月変動状況:モバイル版20位まで:メーカー系(自動車・コスメ・家電)
2017年12月変動状況:モバイル版20位まで:金融業界
※業界別変動状況はモバイル版のみ掲載
2017年12月 検索エンジン動向
2017年12月1日
米Google 、検索結果に表示される説明文の平均文字数が増加
2017年12月1日、米Google は検索結果の説明文を長くする変更実施の旨をSearch Engine Land の取材に対し回答しました。2017年11月末から、PC版検索結果に表示される説明文の平均文字数が160文字程度から230文字程度まで大幅に増加しているのが確認されていました。
米Google は「ユーザーに検索キーワードとWebページの関連性を理解してもらうため役立つ説明文にした。その結果、説明文の平均文字数が若干長くなった。」と変更理由を述べています。
※Google検索(www.google.com)て「株式会社アイレップ」の検索結果の表示例(上段が2017年11月30日時点、下段が2017年12月27日時点)
https://searchengineland.com/google-officially-increases-length-snippets-search-results-287596
2017年12月5日
米Google 、3つの検索結果の機能アップデートを発表
2017年12月5日、米Google は3つの検索結果の機能アップデートを発表しました。強調スニペット、ナレッジパネル、関連するコンテンツが対象となります。
-
強調スニペット
より多くの画像や関連検索リンクを追加(12月21日時点で日本未実装) -
ナレッジパネル
カルーセル形式の「他の人はこちらも検索」機能を追加(日本実装済み) -
人物名などの特定のトピック検索
カルーセル形式の「他の人はこちらも検索」機能を追加(日本実装済み)
※Google検索(www.google.com)にて①「minimalist architecture」、②「SEO」、③「福澤諭吉」の検索結果の表示例
https://www.blog.google/products/search/improving-search-and-discovery-google/
2017年12月6日
Google 、医療や健康に関する検索結果の改善を発表
2017年12月6日、Google は日本語検索におけるWebページの評価方法をアップデートしたと発表しました。本アップデートは医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、2017年12月4日週に実施されました。
本アップデートにより、医療従事者や専門家、医療機関等から提供される信頼性が高く有益な情報が上位に表示されるようになります。 影響範囲は医療・健康に関連する検索のおよそ60%とのことです。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/for-more-reliable-health-search.html
2017年12月12日
Google 、SEOスターターガイド を改訂
2017年12月12日、Google は検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド を改訂し公開しました。2010年9月に更新して以来、約7年ぶりの改訂になります。
改訂版のSEOスターターガイド は、旧版のスターターガイド とウェブマスターアカデミー に代わるものです。これまで公開していたドキュメントに加え、検索エンジン最適化の必要性、構造化データマークアップの追加、モバイルフレンドリーなWebサイトの構築などの章を新たに設けました。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/a-revamped-seo-starter-guide.htmlhttps://support.google.com/webmasters/answer/7451184?hl=ja
2017年12月19日
米Google 、リッチリザルト テスト ツールを公開
2017年12月19日、Google はリッチリザルトに使用される構造化データを検証するための新しいツール「 リッチリザルト テスト 」を公開しました。
本ツールは、公開した時点でベータ版となり、以下の構造化データにのみ対応しています。
・求人(Job posting)
・レシピ(Recipe)
・講座(Course)
・映画(Movie)
Google は、これまで検索結果の強調表示を「リッチスニペット」や「リッチカード」や「エンリッチ検索結果」という名称でしたが、今後は「リッチリザルト(Rich Results)」の名称に統一すると合わせて発表しています。
https://webmasters.googleblog.com/2017/12/rich-results-tester.htmlhttps://search.google.com/test/rich-results
2017年12月19日
Google 、モバイル ファースト インデックスに向けた準備について発表
2017年12月19日、Google はモバイル ファースト インデックス(以下、MFI)に向けてWebサイトを準備する方法を公開しました。
MFIにあたって、レスポンシブウェブデザインで構築されたWebサイトや、動的な配信を正確に実装(PC版ページと同等のコンテンツがモバイル版ページにあり、構造化データやmeta要素のマークアップもモバイル版ページに記述されている場合)しているWebサイトについては、特に何もする必要はないと述べたうえで、MFIに向けて確実に準備していくためのヒントを紹介しました。
Google は、MFIに対応しているかどうかをWebサイトごとに評価し、準備が整ったところから移行を開始する予定です。MFIへの移行については、一部ですでに開始されているものの、ロールアウトが完全に完了する時期は定めていません。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/getting-your-site-ready-for-mobile.html
2017年12月の総括
2017年12月の順位変動は、モバイル検索・PC検索とも中旬に非常に大きな順位変動が発生しました。
検索エンジンの動向では、日本独自の医療・健康に関するアルゴリズムアップデートや、検索結果の更新、SEOスターターガイドの更新、モバイル ファースト インデックスの公式発表など、いずれも重要な発表がありました。特に医療・健康に関するアルゴリズムアップデートは、発表前後の定点観測している範囲内では大きな変動は発生していませんが、特定のWebサイトの評価が大幅に下落している事象を当社内で確認しました。
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この記事の著者
DIGIFUL編集部
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