Webサイトの移転には、URL変更を伴う場合とURL変更を伴わない場合の2種類があります。URL変更を伴う移転の場合、検索エンジンに新しいURLを認識させるための事前の準備や設定が必要です。この設定に不備があると自然検索経由の流入数に悪影響を及ぼすことがあります。本記事では、URL変更を伴うサイトの移転を予定しているSEO担当者向けにチェックリストをご用意しています。万全な状態でWebサイトの移転をおこなえるよう、チェックリストをもとにしっかりと準備しましょう。
ドメイン変更を伴うサイト移転のリスク
Webサイトの規模にもよりますが、適切な準備や設定をしてサイトを移転しても2ヶ月程度※は自然検索経由の流入数は元の数値に戻らないと予測しておく必要があります。Webサイトの移転は商戦期など重要なシーズンをずらして実施することが望ましいでしょう。また、準備や設定に不備があるとさらに長期間、自然検索経由の流入が減少することになります。サイトの移転は、SEO担当者だけでなくさまざまな部署の協力が必要な点や、滅多におこなわれないという背景から、思わぬトラブルが生じやすい傾向があります。
本チェックリストでは、Webサイトの移転をする際にSEO担当者が押さえておくべき業務を、「関係者への周知編」「準備編」「移転編」「モニタリング編」と4つの分類で20項目ピックアップしました。事前に業務の全体像を把握して、関係部署への調整や事前準備・設定を抜け漏れなく進行できるよう、ご活用ください。
※当社で確認している事例を基にした期間、2020年3月時点
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この記事の著者
増渕 佑美
2014年に株式会社アイレップに入社し、SEOコンサルタントとして従事。ソリューション部署に所属。通販や人材などデータベース型サイトを中心に経験を積んでおり、現在はメディアサイトのSEOも担当し幅を広げている。
好きなこと:散歩、パズル、動物の動画をみること
2014年に株式会社アイレップに入社し、SEOコンサルタント...