【どう選ぶ?】LP(ランディングページ)制作会社の選定ポイントを広告会社が伝授!

2024.10.15

Share

広告運用をおこなううえで、必要になってくるランディングページ(以下LP)。LPの獲得効率を最大化させるには、デザインの良いものや豪華なものを作るだけでなく、ユーザーを理解した情報設計やテクニックが重要なポイントです。実際にLPを制作するとき、制作会社を選ぶにはどのようなポイントを押さえるべきか、費用はどれくらいかなど、年間1,300本以上のクリエイティブを制作している広告会社の視点から、LP制作のポイントを紹介します。

ランディングページ制作について

このページにおけるLPの定義

この記事では、ユーザーが広告経由ではじめに着地するページをランディングページ(以下LP)と定義しています。

LP制作におけるよくある悩みや課題

LP制作に関して企業が抱える一般的な悩みは、売上への貢献度の低さや効果測定の難しさがあります。調査によると、LPを活用する企業の約45%が「売上への貢献度」に課題を感じており、多くの企業が定期的なLP改善や効果測定に苦労しているようです。

■マーケターが直面する悩みや課題

・思うような成果につながらない
・制作における時間やコストが想定以上にかかる
・制作会社が多すぎて選べない
・外注したにもかかわらず、予想以上に発注側の負担が大きかった

本記事では、このような悩みに陥らないための選定ポイントを紹介します。

出典: LPを活用する企業の約45%が「売り上げへの貢献度」に課題を感じていると明らかに|QUERYY 

LP制作会社の相場はどのくらい?

LP制作の費用相場は、依頼先や制作内容によって大きく異なります。

①10万円前後/1ページ:
フリーランスや小規模な制作会社に依頼する場合。テンプレートを使用した基本的なLP制作は可能ですが、戦略設計や素材提供などの多くの作業を依頼側がおこなう必要があります。

②30万円前後/1ページ:
中小規模の制作会社に依頼する場合。オリジナルデザインのLP制作が可能で、デザインにこだわりたい場合におすすめです。戦略設計や構成案は、依頼側がおこなう必要があります。

③60万円~/1ページ:
中規模から大手の制作会社や広告会社に依頼する場合。戦略設計からコンテンツ制作、公開後の改善サポートまで一貫したサービスを受けられます。
費用は制作範囲、デザインの複雑さ、コンテンツの量、制作期間などによって変動します。また、高度なLPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)支援も含めたサービスを希望する場合(③)は、さらに金額が高くなりますが、中長期的に見るとPDCAを回しながら改善していけるなどのメリットがあります。自社のニーズや予算に合わせて適切な制作会社を選択することが重要です。

 

180662875947_1

(図1:予算別の制作会社が担う範囲)

LP制作会社の体制と実績比較の選定のポイント

制作会社を選ぶ際は、制作体制や実績も確認しましょう。大手制作会社・広告会社では、戦略設計からコンテンツ制作、公開後の改善サポートまで一貫したサービスを提供できる体制が整っています。一方、フリーランスや小規模な制作会社では、コスト面で優位性がありますが、制作範囲が限定される傾向があります。

LPの制作を広告会社や制作会社に依頼する際に重要なポイントの一つは、その会社が依頼する商材と類似した商材の制作実績があるかどうかです。これは、同様のターゲット層に対して効果的なアプローチを理解しているかどうかを判断するための指標となります。さらに、年間にどのくらいの制作本数を手がけているかも確認しましょう。多くの制作実績がある会社は、業界別の勝ち傾向を踏襲した効果的なLPを制作できる可能性があります。

また、A / Bテストの実施や運用後の分析・改善に関する提案など、継続的なサポート体制を持つ制作会社を選ぶことで、長期的な成果につながります。制作会社選びの際は、これらの要素を総合的に評価し、自社のニーズに最適な制作会社を選ぶことが成功への鍵となります。

広告会社にLP製作を依頼するメリット

広告会社にLP制作を依頼する場合、戦略設計からコンテンツ制作、公開後の改善サポートまで一貫したサービスを提供できる体制が整っているため、質の高い成果を期待できます。
Hakuhodo DY ONEでは、3つのポイントを押さえたLP制作をおこなっています。

「戦略に紐づいたLP設計」
私たち広告会社は、ブランディングやマーケティング戦略の立案において高い専門性を誇ります。そのため、マーケティング戦略と連動した設計が可能となり、ユーザーを捉えた効果的なLPを制作することができます。

「ユーザー行動のデータ分析」
データ分析能力を活かしてLPのパフォーマンスを継続的に改善し、コンバージョン率を最大化する提案が可能です。課題に合わせて、効率良くPDCAを回していくための最適なLPOツールの提案もいたします。

「広告運用の配信設計との連携」
広告運用の戦略とLP制作の両面からアプローチすることで、集客からコンバージョンまでの一貫した戦略を考え実行できます。

これらにより、広告費用対効果の向上や、より精緻なターゲティングを実現し、全体的なマーケティング効果を高めることが可能です。

 

180662875947_02

(図2:LP制作に広告会社が入ることで実現できるポイント)

まとめ

自社のニーズや予算に対して適切なLP制作のパートナーを選ぶためには、自社の目的を明確にし、制作会社の実績・専門性・サポート体制を慎重に評価することが重要です。また、予算や納期も考慮しつつ、業界知識や運用改善能力を持つ会社を選ぶことで、より効果的なLPを制作できます。

広告会社と連携すると、戦略に基づいたLP設計により、ターゲットをより深く捉えたLP制作が可能になります。

戦略的なLP設計・運用を実現することで、LPの成果は驚くほど変わります。Hakuhodo DY ONEのLP制作は、広告から一貫したユーザーモチベーションを把握し、LP戦略の立案・ユーザー分析および継続したPDCA設計までおこなっています。また、幅広い業界の制作実績があるため、各業界のTipsを取り入れたLP制作が可能です。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

この記事の著者

鈴木 恵

幼稚園教諭、結婚情報サービス相談員などを経たのち、マーケティング業務に従事。これまでゲームプラットフォームのプロモーションやサービス企画、保育サービスのWebマーケティングを経験。アイレップ入社後、クリエイティブ設計や制作ディレクションを担当。

趣味:キャンプ、ダイビング、ボードゲーム、温泉めぐり。昨年迎え入れた猫が可愛すぎて、最近は趣味のキャンプにも行かずに猫観察してます。

幼稚園教諭、結婚情報サービス相談員などを経たのち、マーケティ...

Share

一覧に戻る