リッチスニペット (Rich Snippets)

用語説明

リッチスニペットとは、2009年5月12日に米Googleで発表された「検索結果を拡張する機能」のこと。

例えば、リッチスニペットを実装したWebページに商品やサービスのレビュー情報などが掲載している場合、それらの情報をGoogleの検索結果に表示する事が可能になります。(※)

2009年7月7日時点、検索結果に表示されるリッチスニペットは以下の4項目です。

  1. 「商品やサービスのレビュー」(評価レイティングや概要など)」
  2. 「商品情報」(商品名、価格、商品概要など)
  3. 「人(ユーザや会員)のプロフィール」 (名前、ニックネーム、WebサイトのURLなど)
  4. 「会社や組織のプロフィール」(会社名、住所、電話番号など)

これらの情報を検索結果に表示するには、サイト制作者はマイクロフォーマットやRDFaで記述した構造化データをGoogleに提供する必要があります。

米Googleによると、初期のテストではリッチスニペットに対応した事により「クリック率が高まりページに滞在する時間が長くなった」との結果が報告されています。このように検索結果が拡張される事で、検索ユーザは検索体験が向上し、サイト運営側はトラフィックの増加に繋がる可能性が高まるなど、双方にとって有益な状況が生まれるため、今後「検索結果のリッチ化」が進むと予測されます。

(※)リッチスニペットは現在アルファ版となり、米Googleでのみ対応となります。また現段階ではリッチスニペットを実装しているサイトであっても必ず表示されるのではなく、Googleのアルゴリズムやポリシーに基づき「ユーザの検索の手助けになると判断した時のみ」表示されます。

この用語集は2009年7月時の情報に基づいて記述されています。

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