デジタル広告の取引業務では「プランニング」「進行管理」「レポート」「分析・改善」のPDCAを回してより広告効果を高めることが重要となります。そのためには柔軟でスピーディな対応を求められることが多くありますが、その対応方法は複雑かつ煩雑なため、属人的になりがちです。
DACでは、デジタル広告の取引業務において課題にあげられている「業務の標準化」「情報の集約・管理・共有」の解決案として、インターネット広告統合プラットフォーム「XmediaOne®」を開発し、自社利用とともに広告会社へ提供しています。
今回はXmediaOne® 進行管理の機能について、ご紹介します。
本記事はデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社の「DAC Solution Service」より転載しました。
https://solutions.dac.co.jp/
XmediaOne® 進行管理とは?
XmediaOne®進行管理でDACが媒体社へ申し込みや入稿連絡を行います。
広告会社はXmediaOne®進行管理を利用することで、案件ごとにクリエイティブや資料の管理、DACで作業する申し込みや入稿について案件ごとに状況を管理・確認することができます。
広告会社がXmediaOne®進行管理で実施する業務フローは、以下の通りです。
① クリエイティブ登録:案件に対して使用するクリエイティブを登録します。
② DACへ入稿依頼:DACへクリエイティブを送付し、入稿作業を依頼します。
媒体社への入稿連絡はDACが実施します。
(以降は、ダッシュボード機能による掲載結果の確認・分析へ)
尚、XmediaOne®進行管理を利用する前に、プランニングを行う必要があります。プランニング機能の紹介については、こちらの記事を参照ください。
進行管理の主な機能
XmediaOne®進行管理で広告会社向けに提供している主な機能を紹介します。
DACへの入稿依頼機能
XmediaOne®からDACへ入稿依頼ができます。
一般的に入稿はメールで連絡をしますが、他のメールから入力内容をコピーしたり、手元のテンプレートを修正したりといった作業をすることが多いです。これは人的ミスが発生しやすく、また作業しているごとにやり方が異なる傾向があります。
XmediaOne®では、プランニングで登録した案件情報から、メールテンプレートに沿って件名、本文を自動生成します。共通のメールテンプレートを利用することで、業務を標準化することができます。
また、案件ごとに入稿関連メールを管理できます。同じチームメンバーの閲覧が可能なため、担当引き継ぎ時や担当者不在時でも情報共有をスムーズに行うことができます。
申し込み、入稿ステータス管理機能
各案件の申し込み、入稿といった「ステータス」をチーム全体で管理できます。
当たり前のようですが、一般的なExcelなどによる管理では、作業とステータス更新は別々の動作になるため、リアルタイムに正確な状況が共有されていない状態になります。作業ステータスを担当者以外が知らない状態になると、更新漏れや作業漏れといったミスが発生しやすくなります。
また、XmediaOne®で案件のステータス管理を行うことで、メンバーごとに案件管理方法が異なる状況を解消し、業務フローを標準化することもできます。
履歴管理機能
XmediaOne®で変更した履歴は情報として残り、一覧表示できます。そのため、いつ、誰が、どんな作業をしたのか、といった情報をチームで共有し、業務モデルの改善に利用することができます。
クリエイティブ、資料管理機能
案件ごとにクリエイティブや資料を登録し、管理することができます。
一般的に、クリエイティブや補足資料といったファイルは、共有ストレージや専用のツールを導入して管理されるようになってきていますが、過去案件のクリエイティブを流用する際に、メールから探してしまうことがまだ多く見られます。そのため、情報管理が属人的になったり、修正が何度も発生していた場合は修正前のクリエイティブと取り違えたりといったことが起こることがあります。
XmediaOne®で案件情報と合わせて一元管理することで、過去案件の情報を全て共有することができます。そのため、流用する時でも、過去の補足資料が必要になった場合でも、簡単に情報を見つけることができます。
案件検索機能
案件の情報を一覧で確認することができます。
検索条件を設定することで、「まだ媒体申し込みが進んでいない案件はないか?」「入稿期限が迫っているのに未入稿のものはないか?」という観点で案件状況を確認できます。
案件一覧ダウンロード機能
案件の検索結果をExcel形式でダウンロードすることが可能です。担当者ごとの申し込み数を集計したり、サイト・メニュー別に申込金額を集計したりすることができます。
トラッキングタグ発行機能
XmediaOne®には「トラッキング」機能があるため、進行管理画面で必要な情報を設定するだけで、トラッキングタグを発行することができます。
トラッキングする指標は、インプレッション数、クリック数、ビューアビリティ数などで、XmediaOne®のダッシュボードでレポートを確認できます。また、IAB Tech Lab の計測プログラム(IAB Tech Lab Measurement Compliance Program)の認定を受けているため、信頼性、透明性の高いレポートをクライアントへ報告したり、AudienceOne®と連携して次の提案でターゲティング対象として利用したりすることができます。
まとめ
今回は広告会社がDACを通じて媒体社へ申し込みや入稿を行う「進行管理」について、ご紹介しました。
XmediaOne®では、進行管理に続くレポート機能として「ダッシュボード」も提供しております。他にも広告取引業務を標準化するための機能を装備しております。
XmediaOne®に興味を持っていただけましたら、是非お問い合わせください。
トライアル利用も可能となっております。
この記事の著者
DAC Solution Service
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