2019年1月に、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社のグループ会社である株式会社プラットフォーム・ワン(以下、P1)がヘッダー・ビディングに関連するプレスリリースを2件配信しました。
1件はヘッダー・ビディングソリューションのひとつである「Prebid.js」の媒体社への導入サポートを強化 、もう1件はSSP「YIELDONE」におけるアウトストリーム動画における「Prebid.js」への対応 、という内容になります。今回はリリースで発信しました、この2つの取り組みについて詳しくご紹介いたします。
なおヘッダー・ビディングについては、以前ブログでご紹介していますので、こちらもぜひご一読ください。
HeaderBiddingってどんなもの?仕組みやメリットについてご紹介。
本記事はのデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社の「DAC Solution Service」より転載しました。
https://solutions.dac.co.jp/
Prebid.jsとは?
「Prebid.js」とは、とは、ヘッダー・ビディングにおけるオープンソースのクライアント側ラッパーソリューションです。P1が提供するSSP「YIELDONE」も「Prebid.js」に対応しており、ビッダーのひとつとして参画しています。
オープンソースのプログラムであることから、一度導入すれば複数のヘッダー・ビディングのパートナーとの連携がより円滑になる、というメリットもあります。
参考:「Prebid.js」を例にした、ラッパーソリューションにおける広告配信までのフローチャート
P1におけるPrebid.jsに関する取り組み
ここからは、P1における「Prebid.js」に関する取り組み2つについて、順を追ってご紹介いたします。
媒体社への「Prebid.js」(ヘッダー・ビディング)導入をサポート
ヘッダー・ビディング導入メディア数のさらなる拡大や媒体社の広告収益向上を目的に、媒体社に対する「Prebid.js」の導入サポートを開始しました。
媒体社のヘッダー・ビディング導入においては、複数のソリューションを共存させる場合は特に、一定の開発工数が発生します。P1はこれまでに培ったノウハウや技術力を生かして、「Prebid.js」の設計から実装まで、一貫したサポートを提供します。
アウトストリーム動画広告におけるPrebid.jsへの対応
SSP「YIELDONE」において、アウトストリーム動画広告への対応を開始しました。今回の対応により、バナーだけでなく動画広告においても、透明性の高いオークション・価格競争が実現し、収益の向上が見込まれます。
対応前の動画配信構造では、純広告や各SSPの優先度はアドサーバー側での設定に依存し静的になっていました。そのため、CPMが高い動画案件が一時的に発生してSSP上で落札されても、その静的な設定により掲出できない、といった機会損失が発生し、必ずしも公平な取引とは言えない配信構造になっていました。
対応後の動画配信構造では、ヘッダー・ビディングで最も高いCPMの案件が決定した後に、その単価で他の設定タグと天秤にかけられる構造になります。これにより、透明性の高いオークション・価格競争が実現し、常に収益性の高い配信が実現できます。
まとめ
最後までご覧いただきましてありがとうございます。
ヘッダー・ビディングの導入は一定の工数が発生しますが、P1では一貫したサポートを提供することが可能です。また一度「prebid.js」の導入が完了すれば、その後の他パートナーとの連携もより円滑になります。動画への対応も完了しましたので、既存の「prebid.js」導入媒体社においても、収益が向上する取り組みを引き続き進めて参ります。
DACならびにP1では、「HeaderBidding」を、よりご活用いただけるよう支援しています。ご興味がございましたら、ぜひお問い合わせください。
この記事の著者
DAC Solution Service
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