2019年4月の検索エンジン順位変動(モバイル・PC)とその動向をまとめました。
順位変動観測指標の説明についてはこちら
2019年4月変動状況:モバイル版20位まで
2019年4月変動状況:モバイル版50位まで
2019年4月変動状況:PC版20位まで
2019年4月変動状況:PC版50位まで
モバイル・PCの変動状況比較(Google 検索20位まで)
※ 移動平均:当日を含む直近10日間の変動幅平均
※ 4月12~13日のデータはシステムトラブルにより集計対象外
業界別変動状況
2019年4月変動状況:モバイル版20位まで:人材業界
2019年4月変動状況:モバイル版20位まで:旅行業界
2019年4月変動状況:モバイル版20位まで:小売/通販業界
2019年4月変動状況:モバイル版20位まで:不動産業界
2019年4月変動状況:モバイル版20位まで:メーカー系(自動車・コスメ・家電)
2019年4月変動状況:モバイル版20位まで:金融業界
2019年4月 検索エンジン動向
2019年4月10日
Google 、Search Console に「Discover」のレポート機能を追加
2019年4月10日、Google はSearch Console の検索パフォーマンスに「Discover」のレポート機能を追加しました。
本機能では、Google Discover のクリック数や表示回数などのレポートが確認できます。
Google Discover の検索パフォーマンスレポートは、過去16か月間のGoogle Discover のインプレッション数がしきい値に達した場合にのみ表示されます。なお、設定されているしきい値は非公開です。
Google Discover とは、Google アプリの一機能で検索クエリの入力を必要とせず、ユーザーにとって関連性の高いコンテンツを表示する機能です。Google アカウントや利用端末から収集した情報をもとに、ユーザーが興味・関心を持ちそうな様々なコンテンツが自動的にフィードに表示されます。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2019/04/search-console-reporting-for-your-sites.htmlhttps://support.google.com/webmasters/answer/9216516?hl=ja
2019年4月16日
米Google 、Signed Exchangeに対応したGoogle 検索を正式公開
2019年4月16日、米Google はAMPキャッシュ を本来のURLで表示するSinged Exchange(以下SXG)に対応したGoogle 検索を正式に公開しました。
従来は検索結果からAMPページ にアクセスすると、配信しているURLではなくGoogle が管理する"www.google.co.jp" のURLを表示します。これは高速化を実現するためAMPキャッシュ をGoogle のサーバーから配信しているためになります。
SXG は、AMPキャッシュ にアクセスした際にキャッシュしているURLではなく、オリジナルのAMPコンテンツ を配信しているWebサイトのURLを表示する技術です。
なおSXG に対応したAMPページ を配信するにはサーバー側の変更が必要です。またCDNサービス のCloudflare であればSXG の技術仕様を気にすることなくSXG に対応したAMPページ を配信することができます。
※Google 検索結果からアクセスしたときの、従来のAMPページURLとSXG対応した場合のAMPページURLの表示例
従来の AMPページURL:https://www.google.com/amp/s/www.example.com/20190501/amp/
SXG対応した場合のAMPページURL:https://www.example.com/20190501/amp/
https://webmasters.googleblog.com/2019/04/instant-loading-amp-pages-from-your-own.htmlhttps://developers.google.com/web/updates/2018/11/signed-exchangeshttps://amp.dev/documentation/guides-and-tutorials/optimize-and-measure/signed-exchange
2019年4月の総括
2019年4月の順位変動は、モバイル検索とPC検索ともに上旬と下旬に非常に大きな順位変動が発生しました。
検索エンジンの動向では、Search Console に「Discover」のレポートを追加しました。これまでGoogle Discover からの流入は明確に知る方法がありませんでした。そのため今回の機能はDiscover からの詳細な情報が確認できる唯一のレポートになります。またSXG に対応したGoogle 検索の正式公開では、これまでわかりづらかったAMPページのオリジナルURLが従来のWebページと同様にわかりやすくなります。ただしサーバー側の変更が必要になるなどSXG 対応には導入への敷居が高いため、SXG 対応したCDNサービスを活用することをお勧めます。
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この記事の著者
DIGIFUL編集部
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