検索エンジン順位変動と動向(2018年11月)

2020.06.25

Share

2018年11月の検索エンジン順位変動(モバイル・PC)とその動向をまとめました。順位変動観測指標の説明についてはこちら

2018年11月変動状況:モバイル版20位まで

30697153709_1

 

2018年11月変動状況:モバイル版50位まで

30697153709_2

 

2018年11月変動状況:PC版20位まで

30697153709_3

 

2018年11月変動状況:PC版50位まで

30697153709_4

 

モバイル・PCの変動状況比較(Google 検索20位まで)

30697153709_5

※ 移動平均:当日を含む直近10日間の変動幅平均

 

業界別変動状況

2018年11月変動状況:モバイル版20位まで:人材業界

30697153709_7

2018年11月変動状況:モバイル版20位まで:旅行業界

30697153709_8

 

2018年11月変動状況:モバイル版20位まで:小売/通販業界

30697153709_9

 

2018年11月変動状況:モバイル版20位まで:不動産業界

30697153709_10

 

2018年11月変動状況:モバイル版20位まで:メーカー系(自動車・コスメ・家電)

30697153709_11

 

2018年11月変動状況:モバイル版20位まで:金融業界

30697153709_12

※業界別変動状況はモバイル版のみ掲載

 

2018年11月 検索エンジン動向

2018年11月5日
米Google 、Lazy load の実装に関するドキュメントを公開

2018年11月5日、米Google はLazy load の実装に関するドキュメントを公開しました。 Lazy load とは、Webページをスクロールするタイミングに応じて画像や動画などを遅延読込する仕組みです。
Lazy load を実装することでWebページの表示速度を向上することができますが、正しい実装をしないとGoogle が隠しコンテンツとして認識する可能性があります。
このような認識にならないようにするため、本ドキュメントを公開しました。

https://developers.google.com/search/docs/guides/lazy-loading

2018年11月7日
Google 、Google for Jobs を日本でテスト中

2018年11月7日、弊社にてGoogle for Jobs の実装テストを日本語の検索結果において確認しました。
11月7日時点で公式な発表は無く、Google Developers内の求人情報にある「ご利用いただける地域」に日本が含まれていないため、実装テストと推測します。

30697153709_6

※Google 検索(www.google.co.jp)にて「左側が「SEO求人」、右側が「東京 バイト」の検索結果の表示例
(2018年11月7日時点)

https://developers.google.com/search/docs/data-types/job-posting?hl=ja

2018年11月8日
Google 、定期購入ページの説明が不十分な場合は警告表示すると発表

2018年11月8日、Google は説明が不十分なモバイル向け定期購入ページを開こうとしたユーザーに対して警告を表示すると発表しました。
本機能は、2018年12月公開予定の Chrome 71 以降に実装されます。
警告が表示された場合、ユーザーは定期購入ページに進むかどうかを判断し、前のページに戻ることができます。
なお警告が表示された場合も、Google 検索の評価には影響しません。
管理しているWebページが警告表示対象となった場合、Search Console を通じてWebサイト管理者に通知します。また警告を解除するには、Webページ内容を修正し再審査を申請する必要があります。
Google はモバイル向け定期購入ページでの料金請求のベストプラクティスも合わせて発表しました。

  • どの操作をきっかけに料金が請求されるのか、請求前にユーザーに知らせること

  • 料金に関する情報は、隠さず、わかりやすく表示し、すべての端末で情報が表示されること

  • わかりやすい料金体系にし、料金、請求頻度(日払い、週払い、月払い)などの情報を明記すること

https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/11/unclear-mobile-subscription-notification.html

2018年11月
Google 、画像公開に関するガイドラインを更新

Google が画像公開に関するガイドラインを更新していることを弊社内にて確認しました。約1年前と比較し、以下の項目を追加しています。

  • 構造化データを追加する:
    商品/動画/レシピをリッチリザルト として検索結果に表示するためには構造化データの記述が必要です。

  • 速度を考慮して最適化する:
    高速なユーザーエクスペリエンスを提供するために、画像の読み込み速度を考慮してください。

  • 画像サイトマップを使用する:
    画像サイトマップを活用して、画像の詳細情報をGoogle に伝えてください。

  • セーフサーチ向けに最適化する:アダルトコンテンツは共通のURL構造でグループ化することを推奨します。尚、アダルトページであることを示すメタタグを記述する必要があります。

https://support.google.com/webmasters/answer/114016?hl=ja

 

2018年11月の総括

2018年11月の順位変動は、モバイル・PC検索とも中旬に比較的大きな順位変動が発生しました。
検索エンジンの動向では、Lazy load の実装ドキュメントの公開、画像公開に関するガイドラインの更新、定期購入ページの説明が不十分なWebページ対する警告表示など、Webサイトの実装に関わるトピックが多数発表されました。 またGoogle for Jobs が日本語の検索結果で確認されました。正式な発表が無いためテストと推測しますが、関連するWebサイトは準備を進めておくことを推奨します。

Google および Google ロゴは、Google LLC の商標です。

この記事の著者

DIGIFUL編集部

「DIGIFUL(デジフル)」は、株式会社Hakuhodo DY ONEが運営する「デジタル時代におけるマーケティング」をテーマにした、企業で活躍するマーケティング担当者のためのメディアです。

当社がこれまでに得たデータや経験から、具体的事例・将来展望・業界の最新注目ニュースなどについて情報を発信しています。ニュースやコラムだけでなく、日常業務や将来のマーケティング施策を考えるときに役立つダウンロード資料や、動画で学べるウェビナーコンテンツも随時追加していきます。

デジタルマーケティングの最新情報や知見を得るための信頼できる情報源の1つとしてお役立てください。

「DIGIFUL(デジフル)」は、株式会社Hakuhodo ...

Share

一覧に戻る