検索エンジン順位変動と動向(2018年2月)

2020.06.25

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2018年2月の検索エンジン順位変動(モバイル・PC)とその動向をまとめました。
順位変動観測指標の説明についてはこちら

2018年2月変動状況:モバイル版20位まで

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2018年2月変動状況:モバイル版50位まで

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2018年2月変動状況:PC版20位まで

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2018年2月変動状況:PC版50位まで

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モバイル・PCの変動状況比較(Google 検索20位まで)

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※ 移動平均:当日を含む直近10日間の変動幅平均

 

業界別変動状況

2018年2月変動状況:モバイル版20位まで:人材業界

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2018年2月変動状況:モバイル版20位まで:旅行業界

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2018年2月変動状況:モバイル版20位まで:小売/通販業界

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2018年2月変動状況:モバイル版20位まで:不動産業界

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2018年2月変動状況:モバイル版20位まで:メーカー系(自動車・コスメ・家電)

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2018年2月変動状況:モバイル版20位まで:金融業界

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※業界別変動状況はモバイル版のみ掲載
※2月7~8日のデータはシステムのトラブルにより集計対象外

 

2018年2月 検索エンジン動向

2018年1月30日
ヤフー、検索結果に国立がん研究センター提供の情報を掲載開始

2018年1月30日、ヤフーは国立がん研究センターと連携し、スマートフォン版Yahoo!検索の検索結果に国立がん研究センターが提供する情報の掲載を開始しました。また2月27日頃にPC版Yahoo!検索でも掲載されるようになりました。
内閣府が行ったがん対策に関する世論調査(※1)では、60歳未満の人の半数以上が、がんの治療法や病院についての情報源として「インターネット」と回答しています。しかしインターネットの検索結果に掲載されているがん治療法の情報のうち、一般的に認められている治療法は半分以下であった、といった調査結果(※2)もあり、インターネットでの医療情報の収集には課題があります。
今回の取組みにより、がんに特化したより詳しい情報を提供できるようになりました。

 

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※Yahoo!検索(search.yahoo.co.jp)にて「肺がん」、「胆のうがん」の検索結果の表示例
(2018年2月28日時点)

https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2018/01/30a/

※1:http://survey.gov-online.go.jp/h26/h26-gantaisaku/2-3.html(内閣府発表 平成26年度 がん対策に関する世論調査より)
※2:http://www.jto.org/article/S1556-0864(15)32421-7/fulltext#cesec50(Differences in the Quality of Information on the Internet about Lung Cancer between the United States and Japan)

2018年1月30日
米Google 、Google for Jobs がラテンアメリカで提供開始

2018年1月30日、米Google は求人検索サービス「 Google for Jobs 」をラテンアメリカ諸国(アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、メキシコ、チリ)で提供開始しました。これまではアメリカのみ対象でしたが、今回初めてアメリカ以外で提供を開始したことになります。

https://losandes.com.ar/article/view?slug=google-lanza-en-argentina-su-funcion-empleos-para-facilitar-la-busqueda-de-trabajo

https://support.google.com/webmasters/answer/7388807?hl=en

2018年2月6日
Microsoft 、Microsoft StoreでのPWAの提供に向けたロードマップを発表

2018年2月6日、MicrosoftはPWA(Progressive Web Apps)に関するプレビュー段階の技術アップデートと、Microsoft StoreでのPWAの提供に向けたロードマップを発表しました。 Microsoftは、ブラウザエンジン「EdgeHTML17.17063」を搭載する「Microsoft Edge」のプレビュービルドから、Service Workerとプッシュ通知をデフォルトで有効にしていることを明らかにしました。
EdgeHTMLベースのWebプラットフォームは、Windows 10のユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)の中核部分であり、EdgeHTML17が動作するデバイスは全て、PWAの技術と特徴をフルに利用できます。更にMicrosoftは、ユーザーはWebブラウザを開くことなく、Microsoft StoreからPWA に対応したWebサービスの発見、インストール、実行までの一連の動作を可能にする予定です。一方、PWAをWebブラウザで利用する際には、ユーザーはWebサイトが提供するプッシュ通知などの機能を利用できるようになり、ユーザーはいずれかの操作を選択できます
なお、Microsoft StoreのPWA提供時期はWindows10の次期リリースと同時期になります。またMicrosoft Storeへの登録方法は以下を予定しています。

  • 開発者が前もってPWA対応サービスをMicrosoft Storeに提示(任意)

  • Microsoft StoreがBingのWebクローラを利用して、PWAのインデックスを自動的に作成

※PWA(プログレッシブウェブアプリ)とは、Webとアプリの両方の利点を兼ね備えたインストールが不要なアプリ。不安定なネットワークでも迅速に起動し、あらゆるデバイスで起動可能。

https://blogs.windows.com/msedgedev/2018/02/06/welcoming-progressive-web-apps-edge-windows-10/

2018年2月7日
米Google 、AMP対応記事ページに掲載する画像のサイズ要件を変更

2018年2月7日、米Google はAMP対応記事ページに掲載する画像のサイズ要件を変更しました。AMP対応記事ページとは、ニュース・ブログ・スポーツ記事などArticleをマークアップするAMPページのことを指します。

 

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※AMP対応記事ページの画像サイズ要件の変更内容

https://developers.google.com/search/docs/data-types/article

2018年2月13日
AMP Project、AMP Conf 2018を開催

2018年2月13日~14日、AMP ProjectはアムステルダムでAMP Conf 2018を開催しまし

た。
発表内容は以下の通りです。

  • AMP Stories:
    モバイル向けに画像、ビデオ、アニメーションを多量に含んだWebページを短いロード時間で提供できるAMP Storiesを公開

  • ECサイトでのAMP利用:
    ECサイトで利用できる「Date-picker(日付選択機能)」「Add to Cart(カートに入れる機能)」「Payment(支払機能)」などの新しい機能を公開

  • AdWords でのAMP利用:
    ショッピング広告のカルーセルにAMPページを表示するテストを開始

  • amp-toolbox-optimizer:
    オリジンサーバー(元のサーバー)からAMPページを配信しても、キャッシュと同じように高速に配信できる仕組みを公開

  • AMP解析:
    Googleアナリティクス でAMP Client ID APIを導入し、AMPページに流入したユーザーを正確に解析可能に

  • WordPressのAMP対応:
    WordPressのAMPプラグインが公開

  • EメールでのAMP利用:
    GmailがAMPのサポートを発表。メール上でAMPカルーセルやAMPアコーディオンのようなAMPコンポーネントが使用可能に。またメール上でスケジュール登録、アンケートへの回答、天気予報や株価情報が更新可能に。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLXTOW_XMsIDSl5iyPxgtEI0ts5HfBTH8c

 

2018年2月の総括

2018年2月の順位変動は、下旬にPC検索で非常に大きな順位変動が発生しました。またモバイル検索でも同時期に比較的大きめの順位変動が発生しています。
検索エンジンの動向では、最近問題になっている医療系キーワードでの検索結果についてヤフーが国立がん研究センター提供の情報を掲載するようになり、Google に続いてヤフーも対策を行ったことになります。
その他、PWA についてMicrosoftがロードマップを発表し、スマートフォンだけでなくPCでも対応が進んでいる状況です。またAMPもカンファレンスで様々な新しい機能などが発表され進展し続けていることが窺えます。画像サイズの要件変更の適用時期は不明ですが、要件変更に従わなかった場合はガイドライン違反として、検索結果にAMPページ が表示されなくなる恐れがあります。該当するWebサイトは新しい要件に可能な限り対応しておくことを推奨します。

 

Google および Google ロゴは、Google LLC の商標です。

 

   

この記事の著者

DIGIFUL編集部

「DIGIFUL(デジフル)」は、株式会社Hakuhodo DY ONEが運営する「デジタル時代におけるマーケティング」をテーマにした、企業で活躍するマーケティング担当者のためのメディアです。

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