Google アナリティクス 360 とCampaign Manager 連携のメリットご存じですか?

2020.06.26

Share

先日ご紹介した記事『Google アナリティクス 360 とSearch Ads 360 連携のメリットをご存じですか?』にて、Google アナリティクス 360 とSearch Ads 360 のデータ連携メリットをご紹介いたしました。今回は「Campaign Manager」と連携することで生まれるメリットを、特徴も交えながらご紹介します。

※2021年現在、「Campaign Manager」は「Campaign Manager 360」に名称が変更されています。

2018年7月にDoubleClick Campaign Manager からCampaign Manager へ名称変更

以前はDoubleClick製品の一つでDoubleClick Campaign Manager という製品名称でしたが、2018年7月にGoogle Marketing Platform ブランドに統合された際、Campaign Manager へ変更となりました。

Campaign Manager とはどんなプラットフォーム?

Campaign Managerとは、

  • 複数のチャネル、デバイスを横断した広告のビュー(効果)計測
  • 様ざまな広告タイプを一元管理及び配信コントロール
  • アトリビューション分析

を特徴とした第三者配信プラットフォームです。広告枠の買い付けや入札単価の最適化機能は搭載しておらず、主に上記を強みとしています。

 

30849061987_02

Campaign Manager の主な特徴

複数のチャネルを横断した広告のビュー(効果)計測

  • 一人のユーザーが複数のチャネルに接触してコンバージョンしたアクションに対し、同一ユーザーとして識別可能な仕組みを保持する
  • デスクトップやタブレット、モバイル(アプリケーション)など様ざまな環境で広告に接触しコンバージョンしたアクションに対しても、同一ユーザーとして識別可能な仕組みを保持する
  • 広告価値毀損の重要指標となる「ビューアビリティ」「ブランドセーフティ」の計測も可能
  • YouTube動画広告のビュー計測はデスクトップやタブレット、モバイル(アプリケーション)で可能

広告管理及び配信コントロール

  • 様ざまなチャネルのフォーマットに即した広告をプラットフォーム上で一元管理できる
  • 天気や気温などの外部データに連動した広告を動的に生成することができる
  • ページ毎に訪問したユーザーをリスト化し、掲載する広告配信先でリマーケティングによる訴求が可能
  • "初めて接触するユーザーに対する広告" や"複数回接触しているユーザーに対する広告" 、"過去にサイトに訪問したことがある" などシナリオによって最適な広告を出し分けることができる

アトリビューション分析

  • ユーザーがコンバージョンまでに辿った導線の可視化が可能なため、直接的に貢献したチャネルや広告だけではなく、接触したすべてのチャネルや広告を分析し、間接的な貢献度を測ることができる
  • 上記のような全体最適が可能なため、最適なプロモーションの組み合わせ、最適な予算配分を行うことができる

 

Campaign Manager の3つのポイント

広告計測
広告管理
配信コントロール
アトリビューション

 

Campaign Manager とGoogle アナリティクス 360 を連携する

Campaign Manager で計測した広告配信データをGoogle アナリティクス 360 に流し込むことができ、Google アナリティクス 360 上で以下のようなことを実現できます。

  • クリック前の広告効果計測(ビュートラッキング)を補完し可視化することができる

 

30849061987_03

 

  • ディスプレイや動画広告に接触した後、検索連動型広告やバナー広告経由でサイト訪問したユーザーの属性分析が可能
  • 「サイト訪問までのユーザー行動パターンと属性を掛け合わせたリスト」など、ユーザーリストを細かく定義することができる
  • ウェブ広告キャンペーンごとに、サイト内コンテンツ閲覧数や滞在時間などの指標を掛け合わせた成果分析が可能
  • ウェブ広告キャンペーンのオンラインデータとCRMなどのオフラインデータを掛け合わせ、購買サイクルやユーザー接点の効果分析が実施できる
  • Campaign Manager で計測した広告配信データを考慮したアトリビューションモデルを作成することができる

 

まとめ

Campaign Manager 単体でできること

  • コンバージョンの重複を排除し、複数のチャネルを横断した広告のビュー(効果)計測ができる
  • コンバージョンまでのユーザーの態度変容過程を可視化し、間接的にコンバージョンへ寄与したチャネルの評価付け、マーケティング予算の最適配分を実施することで広告プロモーションに応じた配信効率を上げることができる


Campaign Manager とGoogle アナリティクス 360 の連携でできること

  • Google アナリティクス 360 では計測できないビュートラッキングデータを流し込むことで、ビューとクリックのインタラクションをもたらす
  • 広告接触後のサイト流入からコンバージョンまでのプロセスをGoogle アナリティクス 360 で一元管理し、リマーケティング訴求のパフォーマンスを向上

Google および Google ロゴは、Google LLC の商標です。

 

<DL資料>はじめてのGoogle アナリティクス 360

この記事の著者

DIGIFUL編集部

「DIGIFUL(デジフル)」は、株式会社Hakuhodo DY ONEが運営する「デジタル時代におけるマーケティング」をテーマにした、企業で活躍するマーケティング担当者のためのメディアです。

当社がこれまでに得たデータや経験から、具体的事例・将来展望・業界の最新注目ニュースなどについて情報を発信しています。ニュースやコラムだけでなく、日常業務や将来のマーケティング施策を考えるときに役立つダウンロード資料や、動画で学べるウェビナーコンテンツも随時追加していきます。

デジタルマーケティングの最新情報や知見を得るための信頼できる情報源の1つとしてお役立てください。

「DIGIFUL(デジフル)」は、株式会社Hakuhodo ...

Share

一覧に戻る