ファインダビリティ

用語説明

ファインダビリティ(Findability)

ファインダビリティ(Findability)とは、ウェブサイトがどれだけ検索利用者から見つけやすい(findable)状態にあるかを測定するための指標。

主に、多種類の検索要求に応えるコンテンツを保有する、旅行、不動産、物販などのeコマースサイトや、官公庁・自治体サイト、特定専門データベース(健康情報など)サイトなどのサイト全体のSEO施策の評価を行うために用いる。

一般的にSEOの成果を測る指標として、ランキング(検索順位)が利用される。しかし、ランキング指標は、特定ワードに対するSEO施策の成果を測る際に有効であるが、サイト全体を通じて発信する仕組みとしての最適化度合いを知ることはできない。たとえば、渋谷区のサイトが「渋谷区」というワードでの検索順位を測定したところで、「ゴミ出し」「保育園」「住民票の移動」「粗大ゴミの集荷」など、多岐にわたるクエリで適切に情報が到達できているかを知ることができない。

このように対象ユーザが多岐にわたる検索クエリを投げてくる可能性が高いケースでは、情報発信プラットフォームとしての最適化度合いを知ることができるファインダビリティの指標を用いるほうが好ましい。たとえば、ターゲットユーザが検索しうるキーワードを500個程度揃え、各々の検索順位を測定した上で、たとえば1位は30点、2位は29点といった具合に点数に換算し、それらを合算する。この点数の上限値(本例なら15,000=30x500)と、現在の点数を知ることにより、サイト全体の最適化の達成度が把握できるようになる。

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