AudienceOne®では、サイトページにAudienceOne®のタグを設置すると、そのページを訪問したユーザーに対してデモグラや興味関心データを割り当て、レポーティングすることができます。
これによりサイト訪問者の特性を可視化し、この結果をもとにターゲット戦略の再考等に活用することができます。
今回はその「AudienceOne®のレポート機能」についてご紹介いたします。
本記事はデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社の「DAC Solution Service」より転載しました。
https://solutions.dac.co.jp/
AudienceOne®のレポート項目について
AudienceOne®のレポート画面は、分析する切り口によって複数ありますが、レポート項目はすべて同じです。
また、これらの分析結果はCSVで出力することも可能です。
サマリーレポート
“日別UU(ユニークユーザー)数” を確認できます。データオーナーレポートのみURL別やリファラ別でUU数、PV(ページビュー)数を日別で確認できます。
デモグラ/ユーザー環境レポート
“年齢/性別” や ”年収”、”職業” などのライフスタイルデータや、ECでの“購買志向”、郵便番号単位での“居住地”や“勤務地”、ユーザー環境として“キャリア”や“ブラウザ”、“OS”の項目がプリセットされています。
項目ごとに属性が判定できたUU数を表示しています。
サイコグラフィックレポート
3rdパーティ上でのWEB行動をもとに判定された約1,000個の興味関心カテゴリ毎に、UU数とアフィニティレベルを表示します。アフィニティレベルとは、レポートの対象範囲のユーザーがAudienceOne®全体と比較し、興味関心度が高ければ1.0以上、低ければ1.0以下と数値化し、ユーザーの興味関心度の度合いを把握することができます。
AudienceOne®のレポート画面と活用方法をご紹介
AudienceOne®のレポートは大きく8種類あります。各レポートの違いや活用ポイントをご紹介します。
事前登録『不要』
管理画面で何も設定しなくても、タグをページに設置するだけで利用できるレポートです。
データオーナーレポート
タグで収集したすべてのデータを確認できます。
サイトの全体感の把握にご活用ください。
メタキーワードレポート
タグが設置されているすべてのページからメタキーワード※を収集しています。
サイト全体の情報からメタキーワード別にデータを分けてレポート表示します。自社コンテンツの中で、特にどのメタキーワードにユーザーのアクセスが集中しているか、また訪問ユーザーにどのような特性があるかを把握することが可能です。
※メタキーワードとは、サイトページのhtml内に記述する “meta keywords” に設定したキーワードのことです。ページ内のトピックを分かりやすい単語にして設定しておくと、AudienceOne®や他ツールなどで利用するときに便利です。
事前登録『必要』
レポートデータを収集する前に、あらかじめ管理画面で設定する必要があるレポートです。サイトの特性や構造に合わせて、オリジナルのレポートを作成することができます。
カテゴリレポート
ページURL別、リファラ(流入元)別に指定の条件でレポートを確認できます。サイトコンテンツを階層構造でカテゴライズして設定しておくと、分析に便利です。
また、リファラは検索エンジン/サイト流入などのページデータを取得できるため、リファラをカテゴライズして設定しておくと、リファラ分析に活用できます。
イベントレポート
ITM(AudienceOne®のタグマネージャー機能)を利用することでイベント計測レポートを確認できます。
クリック、マウスオーバー、スクロール率、ページ滞在時間別でレポートを確認できます。クリック計測は外部サイトへの遷移数や、CV(コンバージョン)サイトへのリーチ計測に活用できます。スクロール率、滞在時間はユーザーのページ読了率などに活用できます。
※ITMのイベント計測設定方法は、別の記事で紹介します。
キーワードグループレポート
サイト内検索キーワード、メタキーワードをそれぞれ複数個グループ化して、レポートを確認できます。
メタキーワードレポートがそれぞれのキーワードごとにレポーティングされるのに対し、複数個のキーワードを束ねてレポートを確認できるため、より具体的なユーザー関心層ごとにレポーティングすることが可能です。
ユーザーの関心層ごとにページ閲覧傾向の把握にご活用ください。
セグメントレポート
カテゴリ、イベント、キーワードグループ、デモグラ・興味関心データを自由に組み合わせたセグメント別でレポートを確認できます。
サイトのコンテンツごとや、広告配信のターゲティング内容の把握にご活用ください。
”別途”登録『必要』
システム側の設定が必要なレポートです。活用範囲がさらに広がります。
外部データソース
自社で保有しているCDP(MAやプライベートDMPなど)をはじめ、様々な外部ツールからデータ連携が可能です。外部から取り込んだセグメントデータ別でレポートを確認できます。
自社で収集した1stパーティデータにAudienceOne®のデモグラや興味関心データを割り当てることで、よりリッチなデータ分析ができます。
広告配信結果レポート
MarketOneの広告配信結果別でレポートを確認できます。具体的に、Impression(インプレッション数)、Click(クリック数)、Conversion(コンバージョン数)別でレポートを確認できます。
配信結果から次回のターゲティング内容の検討に活用できます。
※配信結果レポートのみ画面が異なりますが、レポート項目は紹介した項目と同じです。
※配信結果の取り込み方法は、別の記事で紹介します。
まとめ
サイトの訪問者データを把握するためにAudienceOne®のレポート機能を利用するとたくさんのデータを可視化できます。特にデータオーナーレポート、メタキーワードレポートについては、タグの設置だけでレポート確認が可能なため、サイトのユーザー属性を簡単に把握することができます。
サイトコンテンツの検討材料として、また広告配信の際のターゲット案の検討材料として、ぜひAudienceOne®のレポートをご活用ください。
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この記事の著者
DAC Solution Service
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